こんにちは!男女の年子を育てる、ベビー用品販売員歴11年目のちゃこまる。 (@chacomaru_baby) です!
2022年8月、アップリカからISOFIX(アイソフィックス)固定タイプの1歳頃から11歳頃まで使用できるチャイルド・ジュニアシートが発売されました。
新生児から使えるチャイルドシートはISOFIX固定のものが増えてきましたが、ジュニアシートはまだまだ数が少ない状態です。
シートベルト固定は取り付け強度に個人差が出ますが、ISOFIXは誰が取り付けても確実に固定されて、より安心安全!
シートベルトだと使ってるうちに緩んできて、たまに付け直しも必要だからちょっと不安だな。
そういった不安を取り除くには、やはりISOFIX固定のジュニアシートを選択しましょう!店頭でも『ISOFIX固定のジュニアシートありますか?』と聞かれることが増えてきました。
交通事故の多い日本。チャイルドシートは6歳まで装着義務が定められています。
なのになんでアクティフィックスは11歳までなの?
実は車のシートベルトは身長約140cm以上の人に対して最も効果的に守られる仕組みで作られていることがほとんど知られていません。
6歳でジュニアシートの使用をやめてしまうと、身長が足りず、いざという時にお子さまの体がしっかり守られない可能性が出てきてしまいます。
なので身長が140cm頃になる10歳~11歳頃までジュニアシートを使うのが実は理想的なんですね。
ジュニアシートの購入タイミング
- 新生児から1歳までのベビーシートを使われている場合は1歳を迎える前
- 第2子・第3子出産予定の場合は上のお子さま用にジュニアシートを用意
- 第1子が1歳を超えていて現在使用しているチャイルドシートが窮屈に感じた場合
現在使われているチャイルドシートやご家族の状況によりジュニアシートを検討するタイミングが異なります。上記に当てはまる方はぜひ参考にして下さい。
さらに、7月に新安全基準R-129対応のフォームフィットISOFIXセーフティプラスABが発売されていますが、短期間に似たようなものが発売されると『何が違うの?』と気になりますよね。
アクティフィックスはR-44基準のジュニアシートで1歳から使用可能、フォームフィットはR-129基準で1歳3ヶ月から使用可能と、安全基準と使用可能月齢が主な違いです。
2つの違いについても詳しく解説していきますので、ジュニアシート選びの参考にして下さい!
アクティフィックスの基本情報とおすすめポイント
- メーカー希望小売価格➡29,800円(税込32,450円)
- 使用期間➡チャイルドシートモード:体重9kgから18kgまで:ジュニアシートモード:体重15kgから36kgまで
- サイズ➡W440×D510~580×H645~825(mm)
- 重量➡12kg
- 安全基準R-44適合
使用する年齢の目安は、1歳頃~11歳頃まで。身長の目安は70cm~145cmまでとなります。
冒頭でもお伝えしたようにお子さまの身長が140cm近くなるまでは安全のために使用して欲しいと実際お客さまに説明させていただいています。
洗える速乾性メッシュシート
お子さまの体に接する部分が多いので、はやり気になるのはムレ。子供はたくさん汗をかくのでシートにべったり染み込んでいきますよね。
速乾性のあるメッシュシートを使っているので、ベタつきを押さえて快適に乗ることができて、さらにシートは外して洗濯機で洗えるので清潔を保つことができます。
まだ上手にお話の出来ない1歳頃のお子さまをジュニアシートに乗せると嫌がる・大泣きするといったことをよく耳にしますが、
肌触りが悪かったり、汗を染み込んだシートの匂いが不快だったりすることも嫌がる原因と考えられています。
チャイルドシートやジュニアシートに❝乗るのが嫌❞なのではなく『乗り心地が悪いから嫌』『乗ると匂うから嫌』と、原因は乗ることではなくシートが不快なことの可能性もあります。
大人も汗のしっかり染み込んだシートに座ることを想像したらもちろん嫌ですよね…。
シートを清潔に保てる仕組みができているので長く大事にジュニアシートを使用していきましょう。
3段階のリクライニング
車の揺れって心地よい眠りを誘いますよね。たくさん遊んで疲れたお子さまが車内で寝てしまうのは頻繁にあることです。
子供の頭はとても重いので、首がカクっとすごい角度のまま寝てしまうことも少なくありません。
3段階でリクライニングできる機能が付いているので、お子さまの状況に合わせてシートの角度を調節して下さい。
実はジュニアシートでリクライニング機能が備わっているものは少ないのでアクティフィックスは優秀です!
子供は体が小さいので、あまり角度を付けて座らせてしまうと下の方にずり落ちていくことも考えられます。
その状態で万が一の事故が起きた際に、ベルト類が正常な働きをしてもお子さまが正しい位置に座っていないと守り切れない可能性があるんですね。
寝てしまったときにシートを倒して快適に座らせてあげたいと思う場合は、リクライニング可能と明記してあるジュニアシートを選ぶようにしましょう。
肩ベルト連動ヘッドサポート
最近ではだいぶ多くなった肩ベルト連動型のヘッドサポート。数年前までは、頭の部分を上に伸ばすときは肩ベルトを外して高さを変えるというひと手間が必要でした。
肩ベルトの調節が面倒で買った当時の位置のまま使用しているご家庭や、そもそも肩ベルトを子供の成長に合わせて高さを変えなくてはいけないということを知らないパパさんママさんがいたのも事実です。
説明書を隅々まで読まないし、育児に追われてそこまで頭が回らないのも正直な所なんだよね。
わかります!子供を車に乗せて移動するって、日々の戦いみたいなところがありますよね…。
予測不可能な動きをしたり、喜怒哀楽が激しく大人の思い通りにいかないお子さまと接する毎日。戦い以外の何ものでもないですよね。
ひとつでも面倒な手間が省けるならなんでも省きたいのが大人の本音。
日々お子さまと接していて『あっ、身長が大きくなったかも!』とジュニアシートに乗せると気づくこともあると思います。
ヘッドサポートを丁度良い位置まで引き上げると、ベルトも連動して付いてくるので余計な手間なくお子さまに合ったサイズになり、すぐ出発することができます。
たまに遊びに来るお孫さま用に準備する場合も、サッと調節できるので便利です!
ISOFIX固定ジュニアシートのデメリット
ISOFIX固定はジュニアシート本体が重いんです…。
取り付けが簡単で、付け間違いや固定の強度に個人差が出ないことがISOFIX固定の最大のメリット!
しかし部品にそれぞれ重みがあるので、ジュニアシート全体の重量も増えてしまうのがデメリットです。
9月中旬に発売予定のシートベルト固定のエアグルーヴAEは5.4kgと軽量なのに対し、アクティフィックスは12kgと2倍以上…。
重いと取り付けや取り外しの時にパワーが必要なので、車から車へ乗せ換えることが多いご家庭には不向きです。
おじいちゃんおばあちゃんの車によく乗せ換えるという場合は十分に気を付けないと危険です。
パワーのあるおじいちゃんおばあちゃんなら大丈夫かもしれませんが、やはり抱えて持ち上げるには12kgはかなりの重量。
実際店頭でも、売り場のレイアウト変更の時に持ち上げて移動する際は50代女性は2人で持ち上げて移動しています。万が一落としたり、ぎっくり腰になったりしては大変ですよね。
また、乗せ換えることがほとんどなく、車に取り付けっぱなしの場合も注意が必要なんです。
本体12kgにお子さまの重みが加わるので、車のシートの傷みにも繋がります。
1歳から最低でも6歳まで取り付けたままだと、ずっと同じ場所に同じものを置いておくので車のシートは確実に凹みます。
ジュニアシートが不要になって取り外した際に、久しぶりに見る座席の凹み具合や傷み具合に心を痛めるパパさんママさんも多くいらっしゃいます。
なので、付けたまま過ごすことになりそうなご家庭はシート保護マットを使用して、大事なお車を傷めない工夫をして下さい。
フォームフィットISOFIXセーフティプラスとの違い
2022年7月に発売されたフォームフィットISOFIXセーフティプラスと、同じく8月に発売になったこのアクティフィックス、一体どこが違うのか?
たくさんの種類を扱うベビー用品店では、2台を並べて展示してある所は多く存在します。
より安全で、より高機能なのはフォームフィットです。
ISOFIX固定のジュニアシートが希望のご家庭は、この2台を比較して『どちらが自分たちの生活に合っているのか』を検討するのがおすすめです。
店員に勧められるまま購入するのではなく、自分達に合ったものを選ぶのが大切なので、これからご紹介する3点をよく比較して見て下さい。
シート内の空間と買い替えの可能性
アクティフィックスは縦だけ伸びて、フォームフィットISOFIXセーフティプラスは縦と同時に横にも広がります。
身長が伸びると肩幅が変わるので、フォームフィットはヘッドサポートを上に伸ばすと肩周りの部分が多少横に開く作りになっています。
『10歳頃まで長く使えるジュニアシートってすごいコスパもいいよね!』と感動してもらうことも多いのですが、10歳頃のお子さまの体型は誰も想像がつきません。
アクティフィックスも横幅は広めに設計してありますが、さらに横に広がる機能は付いていません。
予想を遥かに超える成長が見られる場合はどこかで買い替えが必要になる可能性も考えられます。
タングストッパー
アクティフィックスのタングストッパーは縫い付けられている紐の部分にタング(取付金具)を差し込みます。
フォームフィットはその部分がマグネットになっているので、差し込む手間がなく素早く乗せ降ろしが可能になります。
差し込むのが手間に感じない方はアクティフィックスで何も問題はありません。
うまく引っ掛けないと落ちてきてしまうので、そのわずらわしさが気にならない方は価格を抑えたアクティフィックスを選びましょう。
少しでも大人の手間を省きたい、子供をスムーズに乗せ降ろししたいと考えている方はフォームフィットのタングストッパーはマグネットなので素早く簡単です。
安全基準とマシュマロGキャッチの有無
R-129 | R-44 | |
衝突 | 前後衝突に加え 側面衝突も加味 | 前後衝突のみ |
体型 | 身長に合わせる | 体重に合わせる |
ダミー人形 | 計測センサー付きで実験 | 計測センサーなしで実験 |
前向き可能な月齢 | 生後15ヶ月から | 生後12ヶ月から |
まずフォームフィットはR-129の基準で作られ、アクティフィックスはR-44基準の商品です。側面衝突も加味しているかどうかが大きな違いです。
さらにフォームフィットにはマシュマロGキャッチと呼ばれる衝撃吸収材がヘッドサポートの部分に使われています。
サイドと後頭部に入っているので、こちらも前後からの衝突に加え横からの衝突があった場合も、しっかりと頭部を守ります。
アクティフィックスにはマシュマロGキャッチほどの高機能の吸収材は使用されていません。しかし安全基準を満たす作りになっているので過度な心配は不要です。
車に乗る時間が長いご家庭は万が一に備えてフォームフィットがおすすめです。
車移動がメインで、遠出のお出かけにもよく行かれるご家庭は『車内にいる時間が長い=事故に遭う確率も高い』と認識しましょう。
高速道路などをよく利用するご家庭は、万全を期してお出かけして欲しいと思っています。いつも以上に早いスピードで追突される可能性もあるのでその点も踏まえて選びましょう。
コスパ良し!ISOFIX固定のアクティフィックスで安心安全にドライブを楽しもう!
今回は2022年8月発売のアクティフィックスをご紹介しました。
2012年7月以降に発売された新車のシートには必ずISOFIX固定用のバーが設置されることになっているのでだいぶ普及してきました。
10年経過した今、続々とISOFIXに対応したチャイルドシートやジュニアシートが発売されています。
ISOFIX固定のメリット
- 誰でも簡単、金具をバーに差し込むだけ
- 固定の強度に個人差が出ない
しかしISOFIX固定タイプのジュニアシートは販売数がまだまだ少ないのが現状です。
複雑なシートベルト固定のチャイルドシートやジュニアシートよりも『安心安全、誰でも簡単』なISOFIX固定のジュニアシートがもっと増えて欲しいと思っています。
赤ちゃんの時期よりも、成長すればするほど車でのお出かけは増えていく一方です。
『お出かけが増える=交通事故の可能性も増える』
考えたくないですが、これは事実です!
パパさんママさん、おじいちゃんおばあちゃんがいくら安全運転でも、ふとした瞬間に追突される可能性はゼロではありません。
そんな時にお子さまを守ってくれるのはジュニアシートです。6歳まで装着義務がありますが、車のシートベルトは身長140cmから守る力を発揮します。
身長140cm前後まで成長するのは年齢で言うと10~11歳頃。その辺りまでしっかり使えるアクティフィックスはコスパ的にも優秀なジュニアシートです。
孫を預かるとき用に用意するのはこれがいいかもね。
色んな年齢のお孫さんがいらっしゃる方にもお役に立てるジュニアシートです。1度購入すれば買い替えは基本的には不要です。
今回は同じメーカーのフォームフィットと比較しましたが、ジュニアシートの使用頻度とご家庭の状況に合わせて選んで下さい。
さらに他のメーカーのISOFIX固定のジュニアシートが気になる方は、7月にコンビさんから発売になったジョイトリップアドバンスについても詳しく解説していますので参考にして下さい。
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