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ベビーラックは手動と電動どっちが正解?現役販売員が教える「損しない」5つの判断基準

No.6ベビーラック電動と手動どっちがおすすめアイキャッチ室内用品
  • ベビーラック、手動なら1万円台なのに、電動は6万円もするの?
  • もし高い電動を買って、赤ちゃんが全然寝てくれなかったら最悪…

売り場に立っていると、こんな声をよく聞きます。手動と電動、商品によっては価格差は3倍以上

他にもさまざまな育児用品の準備が必要です。なので、ベビーラックの購入を躊躇してしまうのはみんな同じです。

ママさん
ママさん

便利そうだなぁとは思うけど、高価な育児用品を買って失敗したり後悔したりしたくないよ…

10年以上、ベビー用品売場で数えきれないほどのママ・パパとお話ししてきましたが、この「手動か電動か」で悩まなかった方は、ほとんどいません。

だからこそ、現場にいる立場として、はっきりお伝えしたいことがあります。手動と電動の本当の違いは、揺れの強さや機能の多さではありません。

「誰が、赤ちゃんをあやす役を担うのか」この一点に尽きます。

この記事では、「高い電動を買って後悔したくない」「安い手動で済ませて、あとから困りたくない」そのどちらの気持ちにも寄り添いながら、損しないための判断基準を、販売員の視点で丁寧にお伝えしていきます。

この記事を書いたちゃこまるについて

抱っこ紐検定、チャイルドシート指導員、子育て心理アドバイザー認定証
  • ベビー用品販売員歴、14年目
  • チャイルドシート指導員
  • 抱っこ紐検定1級修了
  • 子育て心理アドバイザー認定試験合格
  • 2024年接客コンクール全国2位(本業にて)
  • 担当はベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐などの大型育児用品
  • 男女の年子のお母さん(大学2年と社会人1年目)
  • 子どもが0歳児の時から働くワ―ママ

【一目で理解】手動と電動の役割の違い早見表

まずは、手動タイプと電動タイプの違いを、商品スペックではなく「役割」で整理してみましょう。

手動電動
価格帯1万円〜3万円前後4万円〜8万円前後
揺らし方ママ・パパが手で押すモーターが自動で揺らす
揺れの継続手を離すとすぐ止まる15分間、一定のリズムで継続
親の拘束揺らしている間は離れられない目に届く範囲で離れられる
主な役割お世話台・安全な居場所寝かしつけ・泣き止ませの相棒

ここで、ひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。

電動ベビーラックの本当の価値は、「揺れが自動なこと」そのものではありません。

15分間、赤ちゃんを“任せられる時間”が生まれることです。

その15分間に助けられることがたくさんあります。

まずひとつは、ぐずぐず泣く赤ちゃんを前に「なんで泣き止まないの…」と考えながら、何分も抱っこや揺らしを続けなくていいこと。

電動なら、そっと寝かせてスイッチを入れるだけで、重たい赤ちゃんを一度“置く時間”が生まれます。

それだけで、肩や腰、そして気持ちがふっと楽になるママは本当に多いです。

そしてもうひとつ、大切なのがその先の時間。

15分のオートスウィングでそのまま眠ってくれたら、そこから先は「ママの貴重な自分時間」が生まれます。

  • 静かにコーヒーを飲む
  • 洗濯物を一気に干す
  • 上の子と少しだけ向き合う
  • 何もせず、ただ座る

この“次につながる時間”までを含めたものが、電動ベビーラックの価値だと思います。

手動と電動の差は「揺らせるかどうか」ではありません。ママが、どれだけ自分の時間と体力を守れるかにあります。

電動ベビーラックが向いているのはこんなママ

電動ベビーラックが「神アイテム」になるのは、頑張りたい気持ちはあるけれど、もう一人で抱えきれない──そんな毎日を過ごしているママです。

たとえば、こんな状況に心当たりはありませんか?

  • 抱っこで寝かせても、下ろした瞬間に泣いてしまう
  • 日中ほとんど座れず、気づけば体がバキバキ
  • 「ちょっとでいいから手を離す時間がほしい」と思っている
  • 赤ちゃんを可愛いと思いたいのに、余裕がなくなってきた

もし一つでも当てはまるなら、電動ベビーラックは“あると便利”ではなく、“助けになる育児の相棒”になります。

電動ベビーラックのメリット

15分オートスウィング=ママの代わりにあやしてくれる時間になります。

電動ベビーラック最大の価値は、揺れが自動なことではありません。

それは、ぐずぐずしている赤ちゃんを前に「なんで泣き止まないの…」と何分も抱っこし続けなくていいこと。

重たくなってきた赤ちゃんを、安全に“置ける時間”が確保できます。そして、その15分の中で——

  • 深呼吸をする
  • 温かい飲み物を飲む
  • 洗濯や夕飯を少し進める

と、何気ないことかもしれないけれど「赤ちゃんが中心過ぎて全くできなかったこと」ができるんです。

そしてもし、そのまま眠ってくれたら、そこから先に生まれる貴重なひとり時間は、ママの心と体を確実に回復させてくれます。

さらに、長時間の抱っこや、反復するあやし動作は、腱鞘炎・腰痛・肩こりの大きな原因になります。

電動ベビーラックは、「抱っこを減らす」ためだけの道具ではなく、ママの体を壊さないための選択肢でもあります。

電動ベビーラックのデメリット

さまざまな機能が備わっているため、高額で本体が重いのが電動ベビーラックの悩ましいポイントです。

電動モデルは4〜8万円台と値が張り、本体重量も10kg以上あるものがほとんど。頻繁に部屋を移動させたい家庭には不向きです。

さらに電源が必要なため、置ける場所が限られます

最近ではコードレスモデルという選択肢も出てきていますが、8~9万円と高額と呼ばれる価格帯です。

なので、電動ベビーラックを購入する際は、「どの場所で使用するか・その近くにコンセントはあるか」を確認してから購入するようにしましょう。

延長コードを利用すれば使用できる場所が広がりますが、室内の移動の際にコードに引っかかってつまづくなどの危険もあります。

上のお子さまが小さかったり、ペットを飼っているご家庭ではさらに注意が必要です。

👉[準備中 ]コンビネムリラAUTO SWING BEDi Long EG徹底解説:コードレスpremiumエッグショックHRとの違いは?

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手動ベビーラックが向いているのはこんなママ

電動の魅力を知ったうえで、「うちは手動で十分かも?」そう感じるママも、もちろん多くいます。手動ベビーラックは、“寝かしつけを任せる道具”ではなく、日常のお世話を支えるための道具

役割を正しく理解すると、満足度は一気に上がります。

  • 日中は比較的赤ちゃんと一対一で過ごせる時間がある
  • 寝かしつけは抱っこや添い寝がメイン
  • 「揺らすこと」よりも、安全な居場所がほしい
  • できるだけ初期費用を抑えたい

こんなママには手動のベビーラックがぴったりです。

手動ベビーラックのメリット

手動タイプは、お手頃価格の物なら1万円台から選べるモデルがあります。浮いた予算を、他の育児アイテムに回せるのは大きな魅力です。

さらに、電動に比べて3〜5kgほど軽いため、脱衣所・キッチン・リビングなど、必要な場所へサッと移動できます。

そして電源コードがないので、置き場所を選びません。コードに足を引っかける心配がないのも、意外と大事なポイントです。

手動ベビーラックのデメリット

寝かしつけは基本的に「人力」になります。揺らし続けるのは、ママやパパ。

手を離せば揺れは止まるため、「その間に家事を…」という使い方は難しいのが正直なところです。

手動ベビーラックは、「揺らして寝かせるための道具」ではありません。

  • お風呂上がりに着替えさせる場所
  • ママが食事をする間の待機スペース
  • 離乳食を食べるためのイス

こうした“安全な定位置”を作る目的なら、手動で十分!むしろ扱いやすいことも多いです。

「寝かしつけは抱っこでOK」「日中の赤ちゃんの居場所がほしい」そんなママには、手動タイプはとても賢い選択になります。

👉[準備中 ]コンビネムリラCRとネムリラFitAQ:手動ベビーラックの違いを徹底解説

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ベビーラック選びで後悔しないための「5つの判断チェックリスト」

ここまで読んで、「うちは手動で足りるかな?」「やっぱり電動の方がいいのかな?」と、少しずつ方向が見えてきた頃だと思います。

売り場で多くのママと一緒に悩んできた中で、選択を左右しやすいポイントがあります。その視点から、チェック形式でまとめました。

チェック①日中、ワンオペになる時間が長い?

日中ほぼ一人で育児をしているなら、「赤ちゃんを安全に置いて数分でも手を離せる時間」があるかどうかは死活問題。

この余裕があるかないかで、1日の疲れ方がまったく変わります。

チェック②上の子やペットがいて、赤ちゃんにつきっきりになれない?

上の子の「ママ見て!」「これやって!」そしてペットのお世話…。

赤ちゃんだけに集中できない環境なら、抱っこを代わってくれる存在があると、心にも時間にも余白が生まれます。

チェック③赤ちゃんは「抱っこで揺れていないと泣く」タイプ?

置いた瞬間に泣く、いわゆる“背中スイッチ”が強めな子もいます。

そのため、人の手に近い一定リズムで揺れ続けてくれる電動は、救世主になることが多いです。

チェック④使う場所にコンセントがある?(またはコードレスを検討できる?)

電動は「置き場所」が決まる分、使う場所をある程度イメージしておくのが大切です。

リビングがメインなのか、ママのお風呂時間の待機場所として脱衣所でも使用するのかなど、いろいろなシチュエーションが考えられます。
(しかし、最近はコードレスモデルもあるので、使える場所は意外と広がっています。)

チェック⑤使い終わった後、フリマアプリ等で売る予定がある?

実はここ、見落としがちですが重要です。

電動ベビーラックの中古需要は意外と高く、状態が良ければリセール価格が安定しています。「最終的な出費」で考えると、思ったほど高くならないケースも。

しかし、送料が思った以上にかさんでしまう場合もあるので、フリマアプリのほかにはリサイクルショップへの持ち込みなども検討しておくのも◎

判断の目安

「YES」が3つ以上当てはまったら、「電動」がおすすめ。

電動は、「赤ちゃんを寝かせるための家電」ではなく、ママの時間と体力を守るための育児パートナー

逆に、YESがほとんど付かなかったなら、あなたの生活スタイルには手動の方がきっとフィットします。

どちらが正解・不正解ではなく、「あなたの毎日がラクになる方」を選ぶことが、いちばん後悔しない選択です。

それでもベビーラックを迷うママへ「失敗しない選び方のヒント」

「それでも、高い買い物だから決めきれない……」そう感じるのは、赤ちゃんのことも、家計のことも、どちらも大切に考えているからこそ。

ベビーラックは安い買い物ではありません。だからこそ、いきなり“完璧な正解”を出そうとしなくて大丈夫です。

もし今、どうしても決めきれないなら、こんな選び方もあります。

  • 電動が気になるけど不安な方
     → まずは1ヶ月だけレンタルで「わが家の赤ちゃんに合うか」を確認する
  • 手動で足りるか迷っている方
     → ベビー用品店で実物を触り、重さ・揺らし心地・高さを体感してみる

最初から「失敗しない買い物」を目指さなくて大丈夫です。失敗しにくい選び方をすれば、それで十分です!

手動か電動か迷ったら「ママが笑顔でいられる方」を選んで大丈夫

ここまで、手動ベビーラックと電動ベビーラックの違いをお伝えしてきました。最後に、いちばん大切にしてほしい判断基準があります。

それを使うことで、あなたの心と体が少しでもラクになるかどうかということです

育児は、想像以上に体力も気力も使います。「高い電動を買うのは贅沢かも…」と、自分のしんどさを後回しにしなくて大丈夫。

もし、自動で揺れてくれる15分のあいだに、

  • 温かいお茶をゆっくり飲めたり
  • 少しだけ長く横になれたり
  • 気持ちに余裕を持って赤ちゃんと向き合える

ならば、それは決して無駄な出費ではなく、あなたと赤ちゃんの毎日を守るための、とても価値のある選択です。どちらを選んでも正解!

一方で、

  • 自分で揺らしてあげる時間が好き
  • 予算を抑えて、その分ほかの育児用品に回したい

そんな気持ちが自然に湧いてくるなら、手動を選んでもまったく問題ありません。

「ラクをすること」は、「手を抜くこと」ではありません。

ママが倒れてしまわないように、道具に頼ることは、家族みんなにとって優しい選択です。あなたがこれだけ悩み、調べ、考えているのは、何より赤ちゃんを大切に思っている証拠。

あなたが今日より明日、もっと笑顔でいられるのはどちらか。その直感を信じて選んでくださいね!

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