2025年2月21日、Combi(コンビ)からR129適合のジュニアシート「ジョイトリップアドバンスplus R129 SC」が発売。
2022年7月にSA、2023年9月にSBが発売され、今回3回目のリニューアルです。
大きく3箇所をリニューアルし、使いやすさと安心感がパワーアップしました。
2022年発売のジョイトリップアドバンスSAは、チャイルドシートアセスメントでゴールドマークを獲得しています！
この安全性に優れたジュニアシートの2025年バージョンがジョイトリップアドバンスplus R129 SCとなります。
この記事では現役ベビー用品売り場の販売員が、ジョイトリップアドバンスSCの特徴と、ジョイトリップアドバンスSBとの違いを徹底解説します。
SAとSBの違いはこちらで解説しています。
この記事を書いたちゃこまるについて
- ベビー用品販売員歴、13年目
- チャイルドシート指導員
- 抱っこ紐検定1級修了
- 2024年接客コンクール全国2位(本業にて)
- 担当はベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐などの大型育児用品
- 男女の年子のお母さん(大学1年と高校3年)
- 子どもが0歳児の時から働くワ―ママ
違いは3つ！ジョイトリップアドバンスplusR129SCとSBを比較
本体の大きさや重さはそのままで、使いやすさと安心感がUPしたSC。SBとの違いを解説します。
マグネットで付けやすくなったラクピタバックル
タング(留め具)がマグネット仕様になることで得られるメリットは3つ！
マグネットになることで、バックルに差し込む際は片手で簡単にセットできます。子供が動く時も素早く装着できるのも◎
急いでいるときや子供がぐずっているときは、通常のタングだと焦ってしまいがちですが、マグネットなら位置が合わせやすく大人のイライラも軽減！
さらに「しっかり装着できている安心感」も得られて、平常心で安全に出発できます。
運転前に無駄にイライラしなくてよくなりますよ
安心がずっと続く！ヘッドクッションにもエッグショック内蔵
Combiと言えばエッグショック。生卵を落としても割れない超衝撃吸収素材が使用されています。
SBでは本体頭部だけに搭載されていましたが、SCではヘッドクッションにも搭載し、ダブルの衝撃吸収力を実現。
チャイルドモードでもより安心して乗せられます。
ひらっくベルトがクッションベルトになり長く使える
SAからSBへのリニューアルの際、ベルトが左右に広がって乗せ降ろしがしやすくなる「ひらっくベルト」が搭載されました。
SCでは、そのひらっくベルトがジュニアモードに切り替えたときにベルトクッションとして使用できるように◎
車本体のシートベルトを包み、お子さまの頬・肩・首に直接シートベルトが当たるのを防ぎます。
胸やお腹まわりもやさしくフィットするので、乗り心地がいいですね
チャイルドモードで肩ベルトパッドに慣れたあと、ジュニアモードで直接車のシートベルトを付けられることに違和感を覚える子もいます。
肩から骨盤まで斜めにかかる無機質なシートベルトを嫌がる子もいるので、ひらっくベルトがクッションベルトとして続けて利用できるのは嬉しいですね。
ジョイトリップアドバンスplusR129SCの特徴
違いの次は、特徴を解説します。
15ヶ月から12歳頃(身長150cm)まで長く使える
チャイルドシートの装着義務期間は6歳ですが、お子さまの身長が150cmを超えるまで使用することが推奨されています。
身長76cmを超え、かつ月齢が15ヶ月を過ぎてから使用できるジョイトリップアドバンスSC。
4歳頃までは5点式ベルトで固定し、身長が105cmを超えたら5点式ベルトは卒業となり、車本体のシートベルトで固定をします。
高さ調節はレバーを引き上げるだけ！11段階まで細かく調整可能です！
装着義務期間が終わる6歳頃の平均身長は110cmほど。
まだまだ体も小さく、車本体のシートベルトだけでは余分な隙間もできてしまうため、危険がいっぱい。できる限り長くチャイルドシートを使用しましょう。
肩幅ゆったり足元もひろびろで乗り心地快適
身長150cmまで使用できるため、横幅も考えて作られています。左右の視界も遮ることなく、大きくなっても肩は窮屈に感じない設計です。
ふっくらもっちりとした座面シートも、ゆったり座れるようになっています。
子どもはしっかり足を閉じて長時間座っているのは難しいため、ゆとりのある座面が嬉しいですね。
軽量7.4kgで持ち上げやすく取り付けも簡単
新生児から使用できるチャイルドシートは10kg～15kgと、ママ一人で取り付けるのは重くて大変！
ジョイトリップアドバンスSCは7.4kgと軽量で、取り付けも、車から車への載せ替えもラクラクできます。
おじいちゃんおばあちゃんの車に乗せ換えるときも軽いので楽ですね！
誰でも扱いやすい作りになっているので、安心して取り付け取り外しが可能です。
最近では車は持たずに週末だけカーシェアリングを利用する家庭も増えています。
使用しないときはたたんでコンパクトにすることもできるのでお部屋の中でも場所を取りません。
ジョイトリップアドバンスの口コミや評判は？
ジョイトリップアドバンスSA・SBの口コミや評判を調べて分析しました。
店頭での評判もとても良いですよ
軽いこと、折りたためることを理由におじいちゃんおばあちゃん層に人気がある印象でした。
また、新生児期にCombiのチャイルドシートを使っていた家庭は、ベルトの仕組みなどを理解しているため、ジュニアシートも同じところがいいという声も多数。
子供の動きが活発になるため、使い慣れているベルトやバックルがスムーズで良いようです
SA・SBではバックルにマグネットが採用されていなかったので、不便さを感じた方が多い印象でした。
「使いにくい」と言っている人の多くは「子どもが動くとバックルが外れて留めにくい」という声ばかり。
SCではマグネットになったので、サッと取り付けることができますね♪
上位モデル：ジョイトリップアドバンスpremium plus R129エッグショックSCとの違い
SCとpremiumの違いは2点。より質の良い生地を使用し、日差しをさえぎるサンシェード(幌)が付いています。
敏感肌のお子さまは、太陽の日差しを浴びて肌荒れを起こす子もいます。車の窓にカーテンなどを付ける対策もありますが、シェードがあるとさらに安心ですね。
その他の機能はジョイトリップアドバンスSCと変わりません。
カラーもシックなブラックで、車内の内装と合わせたい方にもおすすめ
【注意喚起】ジョイトリップアドバンスSCのリクライニングについて
お店の店員さんや、口コミ、SNSなどで「リクライニングができて寝てしまったときも安心」という方がいますが、それは間違いです！
「子どもが寝てしまったときに首がカクっと前に倒れてかわいそうだから背もたれを倒してあげたい」という気持ちはとてもよくわかります。
しかし、大人の思うリクライニング機能はジョイトリップアドバンスSCにはついていません。
車のシート本体の傾斜に合わせるための角度調節のみ可能です！
一時期、Combi公式サイトでも写真のような案内がありましたが、現在は削除されています。
ジョイトリップアドバンスSCに備わっているのは、背もたれ2段階の角度調節です。詳細は説明書に記載がありますので必ず目を通しましょう。
軽くて安心！長く使えるジョイトリップアドバンスplusR129SCで快適ドライブ！
2025年2月発売のコンビ「ジョイトリップアドバンスplus R129 SC」について解説しました。
2023年発売のジョイトリップアドバンスSBからリニューアルした点は3つ！
2022年発売のSAと2023年発売のSBともに口コミで多かった「バックルが留めにくい！」部分をマグネットにすることで解消されています。
そして事故の際に一番守りたい頭部のクッションにも超衝撃吸収素材のエッグショックが追加され、さらに安心感UP！
使いやすさと安心感がパワーアップしました。
2000年4月に道路交通法が改定されて早25年。未だにチャイルドシート未装着で何件も痛ましい事故が起きています。
装着義務期間は6歳までですが、シートベルトの守る力が発揮されるのは身長が140cmを超えてから。
ジョイトリップアドバンスSCを使用して、6歳を超えても身長が150cmくらいになるまでお子さまの安全を確保して楽しいドライブを楽しみましょう！
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