最近注目を集めている「ヒップシート」。
赤ちゃんの乗せ降ろしがサッとできるうえに、抱っこ時の大人の腰への負担をグッと軽くしてくれるなど、その手軽さと快適さから人気が高まっています。
そんな中、エルゴベビーから登場した2つのヒップシート「アルタヒップシートキャリア」と「リフトヒップシート」。
どちらもエルゴベビーの人気ヒップシートですが、【使い方】【対応月齢】【装着感】などに違いがあります。

この記事では、両モデルの違いをわかりやすく整理しながら、あなたにぴったりの1本を選ぶためのポイントを徹底解説!
- 抱っこ紐からの買い替えを検討中
- これからヒップシートデビューしたい
- アルタかリフトかで決めきれない!
そんな方のモヤモヤをスッキリ解消します。それぞれのメリット・デメリットも正直にお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事を書いたちゃこまるについて

- ベビー用品販売員歴、13年目
- チャイルドシート指導員
- 抱っこ紐検定1級修了
- 2024年接客コンクール全国2位(本業にて)
- 担当はベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐などの大型育児用品
- 男女の年子のお母さん(大学2年と社会人1年目)
- 子どもが0歳児の時から働くワ―ママ
まず押さえたい!アルタとリフトの【最大の違い】はココ!

エルゴのヒップシートシリーズを比較するうえで、まず最初に知っておきたいポイントが「キャリアパーツの有無」です。
この違いが、2つのモデルの使い方や便利さに大きく影響します。
アルタは「抱っこ紐にもなる」2WAYタイプ
アルタヒップシートキャリアは、
✅ ヒップシート本体に
✅ キャリアパーツ(上半身のサポート部分)を合体させることで、
ヒップシートとしても、抱っこ紐としても使える2WAY仕様。つまり、1台で「ちょい抱っこ」も「両手が空く密着抱っこ」も可能!

お出かけの内容や赤ちゃんの様子に合わせて、柔軟に使い分けられるのが魅力です。
リフトは「ヒップシート単体」!手軽さ重視のシンプル設計
一方のリフトヒップシートは、キャリアパーツのないヒップシート単体モデル。
そのぶん、構造がシンプルで使い方も簡単。
✅ 抱き上げて乗せるだけ
✅ 降ろすのも一瞬
という手軽さが人気で、「とにかく簡単・気軽に使いたい」という方にぴったりです。

装着のわずらわしさがなく、短時間の抱っこ「ちょい抱き」で大活躍します。
多機能派のあなたへ!「アルタヒップシートキャリア」徹底解説

「抱っこ紐の安定感は欲しいけど、ヒップシートの手軽さも捨てがたい…」そんなあなたにおすすめなのが、エルゴのアルタヒップシートキャリア。
ヒップシートとキャリアパーツが合体できる、多機能タイプならではの魅力と注意点を詳しくご紹介します!
アルタのスペック:いつから使える?どんな抱き方ができる?

アルタは、ヒップシート単体としても、抱っこ紐としても使える2WAYタイプ。ひとつで複数のスタイルに対応し、赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるのが特長です。
抱き方の豊富さは、シーンに応じた柔軟な使い分けにとても便利。素材は柔らかなソフトフレックスメッシュで通気性も◎
しっかりとした腰ベルトと肩ストラップで、赤ちゃんの重みを分散し、使う人の快適さにも配慮されています。
アルタのメリット:「抱っこ紐」と「ヒップシート」の良いとこ取り!

- 抱っこ紐としての安定感と、ヒップシートの手軽さを両立
シーンに応じて、両手フリーの安定した抱っこも、パッと乗せてすぐ降ろせる手軽な抱っこも可能。 - 首すわり後(4カ月頃)から長く使えるロングユース設計
対象月齢は4カ月〜48カ月(最大体重20.4kg)まで。成長に合わせて使い分けられるから、長期間の育児サポートにぴったり。 - 多様な抱き方で、使うシーンの幅が広がる
対面・前向き・おんぶ・ヒップシート単体など、使いたいスタイルに柔軟対応。 - キャリア装着時は肩・腰への負担を分散
ヒップシート単体の軽快さに加えて、キャリア装着時には体全体で赤ちゃんを支えるので、長時間の抱っこでも疲れにくい。

さらに、寝てしまったときに活躍するフードや、夜道も安心な反射テープ、小物を入れるポケットなどの機能も充実!
アルタのデメリット:購入前に知っておきたい注意点
- 新生児から使いたい場合は不向き
アルタは首すわり後の4カ月頃から使用可能。新生児期からしっかり使いたい方には、「オムニ」や「アダプト」などの新生児対応モデルの方が適している。 - 構造がやや複雑で、重さ・かさばり感がある
ヒップシート単体とキャリアパーツを組み合わせる分、小さくまとめることは難しく、バッグに収納しにくいと感じることも。 - 背中のバックルが留めにくいと感じる人も
「後ろ手でバックルを留めるのが難しい」という声は多数。しかし、慣れれば問題ないので何度か練習すればOK。
背中のバックルが留めにくい問題は、オムニやアダプトシリーズでもよく話題になっています。

背中のバックルを先に留めてから、頭からキャリアパーツをかぶり、両サイドのストラップを締めるという方法もおすすめです。
※キャリアパーツのかぶり方はオムニデラックスメッシュの装着動画が参考になります。
手軽さ重視のあなたへ!「リフトヒップシート」徹底解説

リフトは、シンプル&手軽なヒップシートタイプの抱っこ補助アイテムです。特徴を解説します。
リフトのスペック:いつから使える?どんな時に便利?

リフトは「あえての幅広シート」採用!お子さまが大きくなっても快適に使えるように広い座面が特徴です。
シート部分は滑り止めとクッション性に優れ、赤ちゃんのおしりを優しく支えながら自然なM字姿勢をキープ。

IHDI(国際股関節異形成協会)認定製品として、赤ちゃんの股関節の発達にも配慮されています。
ウエストベルトは3か所のベルトループで調節可能。対応ウエストサイズは63.5cm~137cm。面ファスナーなしで静かに着脱できるバックル式なので、寝た子の抱きおろしもスムーズ。
さらに前面とサイドに計2カ所のポケット付きで、スマホやハンカチなど小物の持ち歩きに便利です。
リフトのメリット:「ちょい抱き」の救世主!圧倒的な手軽さ

- 乗せ降ろしがとにかく簡単でスピーディー
立ったままでも子どもをサッと乗せ降ろしでき、バタバタした外出先でもスマートに対応◎ - 「抱っこして!降ろして!」攻撃に最適
歩き始めの子どもにありがちな、“すぐ降りたがる&すぐ抱っこ”のリクエストにすぐ対応可能。 - ベビーカーとの併用や、短時間の外出に便利
「ちょっとスーパーへ」「予防接種だけ」というような外出には、リフトだけで身軽に出かけられてラク♪

特に、歩き始めた子どもとのお出かけや、ベビーカーとの併用にぴったりなモデルですね。
リフトのデメリット:購入前に知っておきたい注意点
- 本格的な抱っこ紐としての機能はない
肩ベルトや上半身のサポートがないため、両手を完全にフリーにして抱っこすることは難しく、長時間の使用には向きません。 - 子どもの体重が増えると腰に負担が集中しやすい
支点がウエストのみのため、長時間の使用や体重が重めのお子さんの場合は腰にズシッとくることも。短時間使用を前提に考えるのが◎。 - 座面が大きいのでバッグに収納するのが難しい
座面部分には芯材が入っているため小さくなりません。マザーズバッグに収納すると他の荷物が入りにくくなります。
あくまで「6カ月頃からのちょっとした抱っこの補助器具」なので、使用シーンは限られます。

しかし、寝かしつけや授乳補助にも活躍するため、一つあると何かと便利なアイテムです。
【重要ポイント比較】アルタ vs リフト何がどう違う?

![]() Alta アルタ | ![]() Lift リフト (公式ストア・DADWAY限定) | |
機能性 | 抱っこ紐+ヒップシートの2way仕様(キャリアパーツ着脱可) 対面・前向き・おんぶ・ヒップシート単体 | ヒップシート単体のみ 横抱き・対面・前向きサポート |
対象月齢 体重 | 対面:4カ月~48カ月(20.4kg) 前向き:5カ月~24カ月(13kg) おんぶ:6カ月~48カ月(20.4kg) ヒップシート単体:6カ月~48カ月(20.4kg) | ヒップシート単体:6カ月~48カ月(20.4kg) |
装着の手軽さ 持ち運びやすさ | キャリアパーツの着脱が必要でやや複雑 サイズ・重さやや大きめ | バックルを留めるだけのシンプル設計 キャリアパーツがない分スッキリ (マザーズバッグに入れるには大きい) |
肩・腰への負担感 | キャリア装着時は肩ベルト+ヒップシートで負担分散◎ 長時間の抱っこも安心 | 短時間の「ちょい抱き」、乗せ降ろしが多い場面、室内での補助 |
抱き方の種類 | 対面・前向き・おんぶ・ヒップシート単体 | 対面・前向き・腰抱きの補助メイン |
肩・腰への負担 | キャリア装着時は両肩と腰に重みが分散されやすい | 腰で支える設計なので短時間向き 重くなると腰に負担が集中しやすい |
価格(税込) | 28,490円 | 9,900円 |
カラーバリエーション | パールグレー オニキスブラック ナチュラルベージュ | パールグレー ブラック |
詳細を見る | 詳細を見る |
新生児期から使いたい方は「オムニシリーズ」や「アダプトシリーズ」など、新生児対応の抱っこ紐が◎
- アルタはこんな人におすすめ!
✔ 長時間の外出や通勤送迎に使いたい
✔ おんぶもしたい
✔ 抱っこ紐としての安定感も欲しい - リフトはこんな人におすすめ!
✔ 抱っこ⇔歩くを繰り返す時期の外出が多い
✔ ベビーカーとの併用や寝かしつけ補助として使いたい
✔ 抱っこ紐を使うことによる肩こりから解消されたい
アルタ&リフト みんなの口コミ・評判

やはり気になるのは実際に使用したママたちの声ですよね。まとめたものを紹介します。
アルタの良い点・気になる点

機能性・快適性は抜群!ただし、装着のコツやサイズ感には慣れが必要です。
リフトの良い点・気になる点
軽さ・手軽さで選ぶなら断然リフト!ただし長時間使用やサポート力には限界があります。

どちらも「どんなシーンで使うか?」によって評価が大きく分かれる傾向があります。ライフスタイルにフィットする一台を見つけてくださいね♪
Q&A:エルゴのヒップシート、アルタ&リフトの疑問を解決!

ヒップシートタイプの抱っこ紐は、見た目や使い方に特徴がある分、「どう使えばいいの?」「これで合ってる?」と気になることも多いはず。よくある質問をまとめてみました!
お手入れ方法は?洗濯できる?
ヒップシートから芯材を取り出し、洗濯機(洗濯ネット使用)でお手入れ可能です。 芯材は固く絞ったぬれタオル等で拭いてください。

バックルは留めて、まとめゴムは外して洗濯ネットに入れてください。
エルゴの他の抱っこ紐(オムニシリーズなど)との使い分けは?
「オムニシリーズ」と「アルタ or リフト」の両方をそろえるのは、正直コスト面でなかなかハードルが高いですよね。
新生児期から1本でしっかり使いたい人には、やはりオムニシリーズやアダプトシリーズが安心です。
一方で、「オムニシリーズは試着したけど大きくて体に合わなかった」「寝かしつけやちょっとした抱っこ用に手軽なものがほしい」という方には、「エンブレース」と「ヒップシート」の組み合わせがとてもおすすめ。
- エンブレース(新生児期〜):やわらかく、家の中での抱っこや寝かしつけにぴったり。
- ヒップシート(腰すわり以降〜):外出時や歩き始めてからの「抱っこして→歩く→また抱っこ」に大活躍。
このように、成長段階や使用シーンに合わせて選ぶことで、無理なく快適に使い分けることができます。
ヒップシート使用時の赤ちゃんの姿勢で気をつけることは?
赤ちゃんの足が自然にM字(股関節が開いた)になるように座らせることが大切です。
エルゴのヒップシートはIHDI(国際股関節異形成協会)認定を受けており、正しい姿勢を保ちやすい設計になっていますが、乗せ方は丁寧にチェックしましょう。
ヒップシート使用時にパパママが気を付けることは?
ウエストベルトが斜めにならないようにすることと、安全用ゴムループにしっかり通すなど「正しい巻き方」を理解することが、安全に抱っこする上で何より重要です。
また、お子さまの乗せ降ろし時や、不意の動きに備え、常に片手は赤ちゃんを支える意識が大切です。
おすすめの購入場所や注意点は?
安心して使うために「正規販売店」や公式サイトでの購入がベスト。
エルゴ製品は人気ゆえに偽物や並行輸入品も出回っています。正規販売店で購入すれば、SGマークや保証制度の対象になる製品を手に入れられます。

特に抱っこ紐は安全性が第一!店舗スタッフのアドバイスも受けられるため、店頭購入も◎です。
長く安心して使える!エルゴベビーのお得な保証&サポート

通常、エルゴベビー製品の保証期間はご購入日から1年間ですが、購入後にユーザー登録をするだけで、保証期間が無料で2年間に延長されます!
ユーザー登録フォームから必要事項を入力して登録しましょう。詳しくはエルゴベビー公式サイトにて。
使わなくなった抱っこ紐は【回収サービス】でお得に次へ!

「子どもが大きくなって、もう抱っこ紐を使わなくなった…」「新しいモデルに買い替えたいな」そんな時に嬉しいのが、エルゴベビーの抱っこ紐回収サービスです。

思い出の詰まった抱っこ紐を、次の資源や誰かのために役立てながら、お得なクーポンももらえる、とても素敵なサービス
受け取ったクーポンの有効期限は発行日から1ヶ月。その期間中に1回、12,000円(税込)以上のエルゴベビーの抱っこひもを購入する際に使用できます。
サービス内容や条件は変更される可能性もありますので、ご利用の際は、エルゴベビー公式サイトにて最新情報を確認してください。
エルゴベビーの抱っこ紐はどこで買うのがおすすめ?

とても人気のあるエルゴベビーの抱っこ紐は、残念ながら偽造品も多数出回っています。必ず、正規取扱店(百貨店、ベビー用品専門店、認定オンラインストアなど)で購入しましょう。
など、さまざまなメリットがあります。抱っこ紐は10%のポイントが付くので、次回のお買い物で、肩ベルトカバーや抱っこ紐用ケープなどにも利用可能♪
購入前に、ぜひ
赤ちゃんに使うものだからこそ、正規品を安心して使いましょう。
アルタとリフト、それぞれの強みを理解して最適なヒップシートを選ぼう!

ここまで、エルゴの2つのヒップシート「アルタ」と「リフト」の違いを徹底的に比較してきました。
おさらいすると…しっかり長く使いたい人には「アルタ」!
抱っこ紐とヒップシートのいいとこ取り。対面・前向き・おんぶにも対応して、使用シーンがとにかく幅広い!
体にしっかりフィットするから長時間のお出かけにも安心です。
とにかく手軽に使いたい人には「リフト」
コンパクトで軽量、乗せ降ろしもスムーズ!「ちょい抱き」やベビーカーとの併用にぴったり。サッと使えてストレスフリーな使い心地が魅力。
どちらも赤ちゃんとママ・パパの毎日をぐっと快適にしてくれる頼れるアイテム。

ただし、「自分のライフスタイルに合ったもの」を選ぶことが、後悔しないコツです!

大切なのは、あなたの“今の育児スタイル”にフィットすること。無理なく、そして笑顔で育児を楽しめるように、ぴったりの1本を選んでくださいね。
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